髪が伸びてきた

momoneko42006-05-20

資生堂TSUBAKIのCMがガンガン流れてるね。金かけてるなー、でも今一番、目と耳に焼き付いてくるのはこのCMだよなー。ムカつくなー、バブルかよ?と思いながら日々を過ごしております。


ここのとこ大学での映画上映企画のためにジャンヌ・モローの作品ばっかり見てる。
 
舞台出身の演技派でバリバリ仕事をこなし、50〜70年代フランス映画界に君臨し、恋愛を語らせたら右に出るものはいない魔性の女。彼女を見ていると、タバコを気怠い感じで格好良くくゆらせなきゃいけない気になってくる。そんでもってそのうち目の下に深〜い隈ができて声がしわがれて、すんごい貫禄がついてきそうな気がする。カッコよくて頭の回転が速く、今も現役、なおかつチャーミング。いやー、かっこいい。カワイイ事がもてはやされてる今、強くてタフな女は敬遠されがちだけど、彼女を見てると、無理して可愛くしてみせなくたって魅力的だぜ自分の道を行こうぜって気分になるよ。


でも、さすがにちょっと疲れてきたから、気分を変えて今日はソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』を観た。今更(笑)

繊細で危うい、だからこそ思い込んだ瞬間に大胆な行動をとり、それが時として取り返しのつかない事になってしまう思春期の少年少女たちと、彼らの家庭やそれを取り巻く世間を、鮮やかに描いている。物語の背後に潜んでいる薄暗い不安が、5人の姉妹の秘密めいた仕草や意味深な表情からちらりと顔を覗かせるとき、私たちもまた、少年たちと同じように彼女らの家を覗き、言いようのない緊張感と不安を共有している。主人公たちは、あまり人間臭くなくフワフワと足取りがおぼつかなくて、それがまた艶かしい。彼女たちの世界をもっと見たい、もっと深く、細かく...と思わせ、誘ってくる。しかし彼女たちにまつわる出来事は世界のほんの一部分であって、周囲は緩やかに確実にあらぬ方向へ変化し続けていく。http://www.coda21.net/eiga3mai/text_review/THE_VIRGIN_SUICIDES.htm
どこのレビューを見ても「少女たちが――」とか「美しくも儚い――」といった文章ばっかりだったので(あと、この作品を好きだと言う大学の子がちょっとゴスロリちっくな人だったので...)勝手に少女趣味??ゲロゲローと思っていたけど、あなどるなかれ。電話をかけるとき、会話をするのではなくレコードをかけ、その歌詞でやりとりをするというシーンには、思わず「ほほ〜」と漏らしてしまった。あ、でもこれをいい大人がやってたら興ざめだろうね。

キルスティン・ダンスト、やっぱり可愛いんだね。
 
スパイダーマンをみた時は、こんな子でもヒロインになれるんかーほほー、と思ったんだけどね。


そうそう、新居が決まった。その事を父親に連絡しようと思って電話をかけたら、どうやら眠りかけていたところだったらしくて、ちょっと不機嫌そうだった。ごめんよ、でも娘が電話掛けてきてんだからもうちょっと愛想良くできないかね?こんな時に、親も人間なんだよなー基本他人だよなーと実感しちまうよ。まぁ、脛かじりの勝手な言い分なんだけどね...。まぁいっか!かじられる覚悟で産んでんだもんね!ねー…?


そうだ!あともうひとつ。バイトから帰ってきたら、メッセージボックスに私の最高に充実した青春時代に欠かす事のできない友達から素敵なメールが届いていた。ひゅっひゅーっ!最高☆ 彼女も頑張っているらしい。それを知って私も頑張れる。素敵な事を思いついて、言えば言うほどお互いの気分が高まって、やる気が出てくる。そんな関係ってなかなか無いと思わない?うわべだけ褒めて慰め合って、ダメ出しを知らず、お互いの成長を邪魔し合う関係なんてヘドが出ちゃうよねぇ。よし、元気出てきた。ありがとう!


明日はバイトだー。バッグに鉛をつめて、それで学校をぶち壊す夢をみながら眠れるといいなー。