武力の放棄はどうした

「敵基地攻撃論」。日本が攻撃されそうな時に、他に何も打つ手が無いのであれば、"敵"の基地を攻撃するより他はない。これは合理的で当然の事なんだ。やられる前にやれ!ということだ。


ふざけんな。そんな議論出す前に、もっとやるべきことがあるだろ。ミサイルが落ちる可能性のある地域の住民をどう避難させるか。避難経路や施設、食料の確保。やる事はいっぱいあるのに、変な議論持ち出しやがって。しかもそれが政党間でのやりあいのネタになってるなんて。結局「政治」の名の下では、一人ひとりの人間の命なんて、チリみたいなもんになってしまうんだ。


他の国を攻撃するための軍事力なんてくそくらえだ。ミサイル基地をたたくため?日本に被害が及ばないようにするため?軍事力を持つために都合のいい理由でしかない。じゃあミサイル基地を潰し終わったら、その軍事力をキレイさっぱり放棄するのか?そんなはずがない。韓国のスポークスマンは、この「敵基地攻撃論」が浮かび上がってきた事に対し、「日本の侵略的主義をよく表している」と言った。ホントにその通りだ。

憲法第9条はどうした?日本は戦争を忘れたのか?攻撃をするための軍事力放棄の誓いを、自ら破るのか。ホント調子に乗りすぎだ。「自国を守るため」といって、多くの人間を殺すのか?これじゃアメリカと同じじゃないか。


「敵」って何だ?本当の敵は「北朝鮮」じゃないかもしれない。アメリカかもしれないし、中国かもしれない。そして一番の敵は、日本自身なんじゃないのか?日本が軍事国家になるのも時間の問題なんだろうか。そうなってしまった時、いやそうなる前に、あたしにできる事は何だろう?考えろ。動け。