NHK

昨日トップランナーの再放送を見て「こりゃぁひどい」と思って、「NHKもウ◯コだな」とか書いたけど、やっぱりそれは心のどこかで「NHKはいい番組を作る」っていうのを期待しているからだと思う。だって考えてもみたら、あの対談が他の民放だったら別にケチつけたりしないよ。「フン、マスゴミどもが」って鼻で笑ってチャンネル変えるだけだよ。
もちろん、受信料をふんだくろうとするとことか、ふんぞり返った態度とか、最近の不祥事だとか、嫌なところはあげたら切りがないけれども、それでも期待してしまうのは、NHK育ちの弱みかもしれない。
そうさ、アタイは生粋のNHK育ち。親が変に生真面目で、食事中はテレビを消していたし、バラエティやアニメを見すぎるのは禁止されていたから、幼小中と朝晩のニュースは必ずNHKがついていたし、「みんなのうた」を親兄弟と歌っていたし、学校ではNHK教育の「のびのびのんちゃん」や「音楽であそぼ」や「さわやか３組」「中学生日記」を見ていた。
今でも、客観的で簡潔なニュースをさらっと見たい時にはNHK総合を見るし、「その時歴史は動いた」とかの歴史物や、地方の生活やお祭りのリポートなんかも好きだし、教育の「からだであそぼ」「にほんごであそぼ」「ピタゴラスイッチ」は素晴らしいと思う。ちょっと前だと、「映像の世紀」はビデオまで借りてみたし、大河ドラマの信長、秀吉、毛利元就はもう毎週見てたし。
小学生の頃とか、学校早退け（仮病で）して「生き物地球紀行」のニホンザルの回を見て１人で泣いてたしね。「生き物地球紀行」見とけば、世界中の動物の生態が頭に入るぜ。「アニマルプラネット」がバラエティ番組に見えるぜw 学校さぼってNHK教育の科学とか理科の番組をずーっと見てたりね。いやー。ホントに世話になったな。今の私の脳に蓄積している一般教養はNHKから得たものが70％くらい占めている気がする。学校なんて行かなくて平気だよ。

それにしても、子供にNHKだけ見せるのはあまり良くない気がする...。だって、バラエティ番組は見ないし、朝のニュースも他の局のは知らないし...。おかげでお笑いやタレントや女子アナや90年代J-popはものすごく疎くなってしまった。そのかわりに戦国大名がやたら好きだったり、クラシック音楽が好きだったり、アリの生態にやたら詳しかったり...。同級生と話が合わないのなんのって...。面白い人生は歩めると思うけど、友達は少ない人になると思うよ。まぁ、つまらない友達なんて持つべきじゃないけど、そこらへんはそれぞれの価値観だからね。でも日本の小中学校で周囲の子たちと話が合わないってのは、その後の人格形成に大きく影響すると思うよ。真面目なだけなのに変人扱いとかね。
まぁいいや。とにかく今の私の友人たちにはNHK育ちが多い。集え！NHK育ち！！

ちなみに、とある知り合いは、NHKの集金のおっさんに「NHKの料金支払いは国民の義務です」とか言われたらしい。
彼はその日の日記に、「私が中学３年生の時に『公民』で習った記憶では、国民の３大義務は『納税、勤労、教育』だったはずですが、いつのまにか『NHKの料金を払う』という義務が増えていたそうです。」と書いていた。笑った。

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