消えるケーキ

momoneko42005-07-02

夕方、元同居人の幼なじみの集まりに同席させてもらった。

彼らの中の一人で、去年ここにも遊びにきてくれた子が、夜のハイウェイバスで大阪に帰るということだったから、見送りもかねて、イタリア料理屋でパスタとピッツァを食べながらいろいろな話をした。


一度も会ったことが無い人の名前や人生をずいぶん知っている自分がいて、改めてびっくりした(笑)。もしかしたら自分もこの人たちと同じところで幼少期を過ごしてたんじゃないかって錯覚するくらいに。それはきっと、初対面だろうがなんだろうが、どんな人に対しても気さくな彼らのおかげなんだと思う。とても素敵なことだ。なかなかできるもんじゃない。


それから途中で一人増えて、その子と地元が近かったことを知り、びっくりする。あたしの実家のあるところから車で30分くらいのとこだから、かなり近い(茨城的に)。ローカルネタが通じると一気に壁がなくなっていく、その感覚ってホントに不思議だ。


大阪行きの子を見送った後、「世間ってホントに狭いのねぇ」と話しながら歩いていたら、いつの間にか奇妙な喫茶店に入っていた。まず内装が変。椅子やテーブルが異様に小さい。そしてそこかしこに細かでデコラティヴな模様が施してある。ケーキ用のフォークはやけに幅が広くて短くて、これまた奇妙な細工が彫ってある。使いづらい、ていうかキモい。頼んだもの全ての食器がどこか欠けていて、全ての色と味が怪しかった。そして極めつけは、なくなるケーキ!
事件は、元同居人が食べ残したチョコレートケーキを、かの元茨城人の男の子のチョコレートパフェにぶち込んだことから始まった。彼がケーキとパフェを口にいれた瞬間、「!!・・・ケーキがなくなった!!」と叫んだからもう大変。大爆笑、そしてみんなで試食。
あたしの推測では、作り置きして水分を失ったケーキに、パフェのアイスクリームが染み込んで、スポンジの食感が無くなったからからだと思うんだけど、それはそれは感動的な感覚だったよ!両方ともチョコレート味だったから余計に同化しちゃったのかな。
とりあえず、これでまた元同居人の不思議カフェリストの数が増えた訳だけれども。

あたしといえば、この一日でパフェを2回食べた。ふぉふぉ。